2009年06月02日

声のキャラクター!

みなさんこんばんは!

ここ最近、毎日

レコーディングした音源の編集に追われています。

MIXの作業で一番、苦戦する作業があるんですicon10

それは

それぞれ違うVocal のキャラクターを活かしつつの音量調整です。





たくさんのアーティストさんが参加するライブを見に行ったことがある方なら

判ると思うのですが

特にCROSSのような

何人かで歌うグループの場合

声質以外で

あの人の声は、声量もすごくて聴き取りやすい・・・。

でもあの人になると、声が小さくて迫力が欠けてしまう・・・。


こんなことを感じることがあると思います。




声量を視覚でみるには波形表示を使います。

まずは4人分の波形を見てみましょう!face02































さあどうでしょう??

形が少しずつ違うの判りますか??

同じ音量と同じ幅で表示したモノです。




それでは

この中で1番声量がある人は①です。

一番小さい声は2番です。

3番は声量はあるのに上手く使えていない感じです。

4番は波形が針のように張り出ています。
一見、大きい声のように思えますが
この波形はサ行やカ行などの
域を噴出すような声の出し方を過剰に行うため伸びてしまうものです。 意外と声量は出ていないんです。






まとめです。

ソロで歌う場合には

かまわないのですが

コーラスが入る歌の場合、声量が常に無いと

ハモリに負けてしまいます。

よってメインに適しているのは1番です。

常に息継ぎの際、息を大量に吸い込み

余すことなく1フレーズを歌う。

↑コレができている証拠です。


しどろもどろではコーラスが合わせるのが大変なんですface07





そしてもう一つ

編集に困るのは3番と4番なんです。

1番・2番は

声量がある程度均一なために

:小さい場合はボリュームUPまたは大きい場合はボリュームダウン。





しかし3番・4番は

そのままボリュームを上げてしまうと

飛び出た部分がピークを越え、歪みとなる。


そのために

飛び出た部分を削ってから、

全体音量を上げる作業となります。





この作業は

CDの場合はごまかせますが

生では隠しきれないものです!

だから

歌い手は

毎日のトレーニングを怠ると

編集されたCDと生歌との差が歴然で

たとえ音楽が詳しくない人にも

ばれてしまいます!






プロの場合、

レコーディングもライブも

音を作っている専門の業者さんが行っているので

CDと生歌にほとんど違いがない方が

本当に歌の上手い方だと言ってもいいでしょう!!
face01

例を挙げると・・・・・・絢香さんとかかな?




以上

声のキャラクターについて

でした。icon22  


Posted by SHIGEKI at 22:47Comments(0)CROSS